日曜日の静寂

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オンヴァガニエのデビュー

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デビューできる?

オンヴァガニエは、2歳春ころ、サラブレッドクラブライオン18年度産駒としてどの馬より早くデビューできるような調教進度だった。

併せ馬でも先着を繰り返し、上々の仕上がり。うまくすれば新馬勝ちだってありえただろう。
そんなオンヴァガニエ。ミスステップから骨折が判明。療養に入ることになるが。これがこの馬の修羅の始まりだった。
骨折箇所が癒えてきて調教を再開。そろそろ入厩の声が聞こえようかというタイミングで、骨折箇所付近を捻挫。
一時期は立てないほどの重症となった。

未勝利戦がなくなって…地方に行くことになって…

回復までには時間がかかり、何とか調教に戻せるようになったところでJRA18産駒世代の未勝利戦は終了。
格上挑戦で出してみるという手もあろうが、ファンドという性質上、無謀なかけにも出れないだろう。とはいえ、まだまだ走ることはできそうな気配から、地方へ移籍することとなった。
移籍先は南関東競馬の大井競馬場の調教師の下となった。
現状では21年のうちに走れたとしても1走程度であろうことも考えると、22年に3勝してJRAに復帰を考えるより、地方所属のままで出世していくほうがいいだろうという判断で、地方の中でも賞金の高い南関東の所属となったのだと考えられる。
オンヴァガニエの募集価格を考えるとB級でコツコツ掲示板以内を繰り返したり、A級、オープンまで出世できれば十分回収できる。
また、地方所属馬として地方交流重賞に出ることができれば、そして1勝でもできるのであればそれだけで十分回収だ。

能力検定にて

12月10日。能力検定。
まだまだ仕上がっていない段階だが、今回は着順というより合格ラインの走破タイム以内で走れるかどうかなので、着順などを気にしているわけではないのだが、直線一気に追い込んで2着に入ってきた。
その走りからも、最下級クラスは難なくクリアしてくれそうという期待を大きくさせる走りだった。

デビュー戦

12月30日大井競馬場1R。

当ポートフォリオとしても、21年最後の出走レースとなる。
11月から12月にかけて出資馬が大量出走したが、全く振るわない成績であった。
何とかここはオンヴァガニエが勝ち切って、来年に弾みをつけてもらいたいものだ。
単勝は3番人気。パドックでも返し馬でも反応よく、期待をしたくなる一頭だ。

いざレースが始まると、デビュー戦とは思えない好スタート。先団に取り付けて人気馬と並走する格好に。
最終コーナーを回ったタイミングでは、人気馬が完全に抜け出す格好に。
レースを経験している人気馬、そして仕上がりもよく、ここは勝つ気できている人気馬はやはり頭一つ抜けていた。
直線向いてじわじわ伸びていったん2番手集団の頭を飛び出したところで後方から一頭に差されてゴール。3着となった。

ただ、今出走馬体重の540㎏は、明らかに重く、見た目もおなか周りがぽっちゃりしていて、これでよく3着まで来たものだと思わせる。

地方競馬なので、おそらく1月の前半のうちにも出走してくるだろう。
次は勝ち負けを期待したい。そう思わせるデビュー戦であった。

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