政府による介入?~その時あなたはどうする?~

10月21日夜は、介入の練習?

前日の20日には三十数年ぶりのドル・円150円にタッチするというお昼の地上波TVで速報が流れるインパクトがありました。
明けた21日は150円をアタマに行ったり来たりの様相でしたが日本市場が閉まってロンドンやニューヨークが開く日本時間の夕方以降には円安の構成が強まり150円を超え、151円を望む相場になりました。
私の予想では、月曜日朝から小さい介入を繰り返すステルス介入を行ってくるのではないかと観測していましたが、21日日本時間の23時ころに介入と思われる動きが起きました。
24時台で145円前後まで暴騰。一気に6~7円近く円高へと反転しました。
このまま1時間ごとに、小さな介入を入れていって、市場が閉まるタイミングで140円くらいを示すのかなと予測しましたが24時台の介入でストップ、その後は反転し市場が閉まるタイミングでは148円~149円付近まで戻していました。
ほとんど介入した意味がないところまで戻したように見えていました。

10月24日朝は？？？

明けた24日月曜日の朝。
日本時間でいえば8時40分頃から、金曜日の夜のような値動きが始まり、一気に145円付近まで暴騰しましたが、すぐさま反転。
24日午後1時の時点では149円前後で、朝一より円安の状態です。
これも、小さな介入が入ったと目されていますが、それであったとしても、ほぼ無意味だったという状態です。

2つとも日銀・政府による介入だったのか否か?

私は、二つとも日本政府による介入であったと思っています。
今やっているのはどのくらいの資金量でどのくらいの反応を示してどのくらい反発があるのか確認するために小さな覆面介入を入れていると考えています。
そう考えられる動きはこの1週間で3回ありました。
これにより大体の現状の市場反応をつかんだのではないかと思っています。

本格介入はこの後、覆面介入を続けるのか?

おそらく大体の市場の動きをつかんだところでしょう。
次は、目標価額を決めていつまでにその価額に到達するかスケジュールを決めたら、その期間中、目立たぬようにそっと介入を続けるのではないかと考えています。
1日50銭~1円程度の円高で行けば約1週間~10日程度かけて、円高のトレンド形成を作ってくると考えています。
目途は140円というところでしょうか。
140円まで円高に戻すために、1時間~4時間程度おきに円高優勢になるだけ円を買うのではないかと考えています。