日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

一口馬主~キョウトシチー・タップダンスシチー・クラウンシチーと~ - 3

一口馬主研究会

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我慢できない!!!

年が明ければ、自分の出資馬もデビューする3歳(現在の性齢で2歳)になり、夏にもなれば新馬戦が始まる。
どの馬よりも一足早く入厩したのが1/6000のサンデーサイレンス産駒。
名前はサイレントシチーと名付けられた。
当時は、まだインターネット黎明期。HPなど作っているクラブは皆無だった。当然情報更新などもネットでは行っておらず、あるのは電話を掛けるとローテーションで各競走馬の近況をしゃべっているてーぷとFAXだ。
僕は自宅にFAXなどなかったので、毎日電話をかけて聞いていた。
月1回の更新で電話だ。
わかっているんだけど、もしかしたら緊急で何かあって情報が流れてるかもしれないと毎日毎日電話していた。
サイレントシチーは順調に調教も進み、7月にはデビュー戦を迎えることになった。
デビュー戦は3番人気、鞍上は蛯名正義騎手。当時はまだG1を勝っていないが、岡部軍団の2番手といった中堅騎手ではあるが、十分なレベルの騎手が用意されていた。
結果は7着。サンデーサイレンス産駒でも勝てないのかと感じた一戦だった。
続く2戦目は折り返しの新馬戦。当時は1か月以内なら新馬戦に再度出走できた。当時はデビュー戦か折り返しの新馬戦で勝てなきゃ大きなところは勝てないなんてよく言われていて、逆にその折り返しの新馬戦でも勝つことができれば将来大きなところも目指せるという期待が付いたものだ。
その2戦目で快勝。
まともな出資馬で2戦目で勝利は、かなり運がいいだろう。
あの時の勝ちは今でも忘れない。
僕の一口馬主ライフは、順調な滑り出しを迎えたと思われた。

デビュー前に引退?そんなことがあるの?

それは突然訪れた。
サイレントシチーの勝利で、次は重賞か?朝日杯直行か?条件戦クリアしておくのか?
みたいな、楽しい話だ。
そんなこんなしているうちに、近況情報の更新日が訪れる。
ほかの馬たちの入厩状況とかも気になってくる時期だ。
それは突然訪れた。
期待していたシンボリルドルフ産駒。
骨折して引退することが決まった。
まだ入厩前なのに。そんなことがあるんだと。。。
ほかの3頭はパックでかった馬たちで、この馬たちはルドルフ産駒1頭では出走間隔があいてしまうとつまらないので穴埋めで出資したパック馬だ。
期待していた馬が引退してしまうと。。。これは困った。。。
翌年度の出資を検討しているこのタイミングで...
当時は、デビュー前の引退については代替馬をあてがう措置があった。
しかし、この代替馬というのは、自分で選ぶことができない。そして、当時は選択肢がなく、強制的に代替馬があてがわれた。
当たった代替馬は1歳下の現2歳(現在表記で1歳)の牝馬。父はラグビーボール。
簡単に言えばもともと自分が出資した馬から比べると1枚も2枚も落ちる。
まあでも、この時は、仕方ないかと思っていた。
そして、その次の週には、さらに、パックの馬3頭のうち2頭が骨折引退が決まり、代替馬に変わる。
コチラもまた2歳の馬になる。
ここからまた1年、我慢の時が続くのだ。
ここで心が折れてしまった。

退会そして・・・

やっぱり我慢ができなくなった私は退会を選んだ。
サイレントシチーで1勝した喜びはあったが、やはり、更に1年近く待たなければいけないというストレスには耐えられないと判断したのだった。

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