日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

2019年度産駒の勝ち上がり状況を確認!

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4月。
クラシックシーズンの開幕です。
三歳馬は、牝馬は桜花賞・オークス、牡馬は皐月賞・日本ダービーを大目標に、二歳からレースに挑んでいます。

美和
当サイトのポートフォリオ馬から、22年のクラシック出走が叶いそうなお馬さんは残念ながら現れませんでしたね。

静寂さん
そうだね。僕はクラシック出走そしてクラシック勝利を目標にはしていないからそれをもってダメだったと評価はしないけど、それでも、やっぱりクラシックレース、重賞、G1に出走馬が0はやっぱり寂しいよねw

美和
今回はクラシックシーズン開幕と同時に、現三歳馬の勝ち上がり状況の確認ということですね?

静寂さん
うん。
投資的観点からは、まずは馬代金の回収、そして、維持費の回収、トータル収支のプラスを目指しているので、この時期の勝ち上がり状況というのは非常に大事だ。
なぜかというと、日本ダービーが終了すると、来年のダービーを目指して二歳馬22年で言えば、20年度産駒たちの新馬戦が始まってくる。
そうなってくると、現三歳の19年度産駒の未勝利戦がどんどん数が少なくなっていき、最終的にあき前には歳未勝利戦は終了する。
なので、この時期、そして、日本ダービー終了時点このくらいまでにどれだけ勝ち上がっているかというのが非常に重要になると考えている。

美和
ちなみにですが、当ポートフォリオの実質初年度は現4歳馬の18年度産駒です。
昨年クラシック世代ですが、4月の時点で何と勝ち上がり頭数は0頭です。。。

静寂さん
そうだね。
ロンコーネは勝ち上がりの目途は建っていたが2着続きでここまで来ていたよね。ラヴォラーレも年明けに2着と、未勝利戦はクリアしてくれそうな気配があったが怪我をしてしまって4月の時点では帰厩したくらいかな?
結果的に2頭とも5月に勝ち上がってくれたのでダービー前には勝ち上がれたっていう格好になった。
しかし、結局この2頭だけだったよね。
出資頭数はブレイブライオンを合わせると7頭。そのうち勝ち上がったのは2頭だった。
また、この時点では、ブレイブライオンは屈腱炎で未勝利戦に間に合わなさそうなことがわかっていたので、それを加味しても、4月の時点ではロンコーネとラヴォラーレ以外で勝ち上がり見込みがありそうな馬はいなかったというのが現状かな。
オンヴァガニエは怪我多発につき出走できるかどうかも不明。フォルティウスは骨片除去手術から調教軌道に乗るまでに時間がかかっていてデビューの見込みも立っていない。バトルフロントはノド鳴り手術で北海道という感じだった。すでに出走していたプレイイットラウドは旋回癖がどうにも悪く、勝ち上がりの目途どころか出走の目途すら怪しくなってきていた時期だね。

美和
1年前のこの時点では、18年度産駒の投資は成功とは言い難かったのではないですか?

静寂さん
うん。特に4月の時点ではいまだ未勝利という状態だからね。おまけに頭数は抱えていて、3歳馬なのに、レースに出走する目途もまったく立っていないような状況だったからね。
もう半分諦めてたような状況だったよ。
5月に、2日続けてラヴォラーレ、ロンコーネと勝ち上がってくれて、ここから始まった感じだね。
そして、その2頭が現在も稼ぎ頭としていい成績を残してくれていて、この2頭がうちのポートフォリオを支えていると言ってもいいくらいだね。
そして、地方行きとなったオンヴァガニエ、フォルティウス。この2頭も地方の下級条件とはいえしっかり稼ぎを出していて、月の維持費以上の収益はある状態になって、ブレイブライオンが格上挑戦で1勝Cを勝った。
現4歳馬たちも少しまともな状態になってきている感じだね。

イエヴァンポルッカ近況~2021.08.22~

エメヴィベール近況~2022.03.13~

メッセージソング近況~2022.02.28~

静寂さん
この時期に3頭は、去年の18産駒と比べても大躍進といえるかな。
18年度産駒にシルクはいないので何とも言えないところだが、ライオンで2頭勝ち上がっているのは大きいよ。
おまけに19産駒の大本命はエメヴィベール。複数口行ってる唯一の馬なので、この馬が3戦目で勝ち上がったのはかなり大きいね。

美和
そして、いまだ未勝利の馬は、フィニッシュムーヴ、カルトゥーシュ、インパクトベースン、ケリーズノベルの4頭です。

静寂さん
ここで一応総括として、未勝利の4頭、この4頭とも、1桁着順でゴールした経験がある。
昨年の18産駒、フォルティウスやバトルフロントは1桁着順でゴールしたことがなかった、プレイットラウドは1度9着ってのがあったと思うけど、それでも、勝てそうな気配がなかったんだよね。
それから比べたら、この4頭とも、未勝利戦なら通用しそうな何かがあるってだけでも18年度産駒とは全く違うなと。

美和
そうですよね。現3歳馬は現状ではこりゃダメだと言ってしまいそうな馬は現在のところいませんよね。

静寂さん
じゃそれを踏まえて未勝利馬たちを1頭ずつ解説しよう。
まずはフィニッシュムーヴ。
フィニッシュムーヴはデビュー戦はびっくり芝でのデビューとなった。ホッコータルマエ産駒だからね。当然ダートだろうと思っていたが芝で走らせたいって。
結果新馬戦は2着。驚いたよ。あわや新馬勝ちかと思うほどのいい脚を使ったしね。
2戦目は6着とちょっとトーンダウンしたけど、それでも6着。今は放牧に出ていて、さすがにそろそろ戻ってきそうな気配かな。

美和
新馬戦2着という実績がありますもんね。勝ち上がりの目途は建っていると言ってもいいかなと思いますよね。

静寂さん
ケガや病気がなければどこかで勝ち上がれそうな気はするよね。
また、大本命はやっぱりダートだろうから、どこかで出してくるだろう。その時が楽しみではある。
そして、次はカルトゥーシュ。
デビュー戦4着。ダートを試してみて合わなかったということもあって、現在は芝の中・長距離路線で何とか勝ち上がりを目指しているような感じだね。

美和
元々はトモが緩く、坂などを苦にするかもと言われていたんでしたよね。
しかしデビュー戦で末脚鋭く4着にねじ込んできました。
キレるじゃん?みたいな評価から、その後坂のあるコースも走っていますがやはり、坂に差し掛かって決め手に欠けるレースが続いているように感じました。

静寂さん
うんそうだね。しかし、掲示板の経験があるというのは大きいよ。次走は福島に出走を予定していて、福島なら?って気もするし、展開や相手関係に恵まれたら勝ち上がれそうな気もする。
次はインパクトベースンだ。
コチラもデビュー戦4着。カルトゥーシュとほとんど同じような番組選をしてきた。
コチラについては芝デビューに驚いた。そして新馬戦4着。あれ?行けそうじゃね?と思った。
インパクトベースンの本命はダートだろうと考えていた人も多いと思うんだけどそのダート戦で結構な惨敗を喫した。
そして、その後放牧に出てそのタイミングで調教師の変更、転厩がクラブから発表された。
使い方に不満があったようだ。
現在はトレセンに帰厩の予定が出ていたが脚元に熱を帯びていて、屈腱炎の疑いあり。診断待ちという状態になっているね。

美和
熱が引かないということなのでおそらくは、、、最悪の事態を想定しておく必要がありそうですよね。
新馬戦4着ということで期待は高まっていたのですが。。。

静寂さん
競走馬というのは本当のちょっとしたことで出世できたりできなかったり、大きなところを勝ったり勝てなかったり。
例えばだけど、新馬戦僅差2着で負けちゃったブレイブライオン。その新馬戦でブレイブライオンに競り勝ったシュヴァリエローズは今やオープン馬だ。
かたや惜敗したブレイブライオンは次戦の未勝利戦でも2着。その後屈腱炎で1年近く療養していた。
ついこの前やっと初勝利をしたばっかりだ。
もし、展開のあやでブレイブライオンが新馬戦を勝っていたら、折り返しの未勝利戦ではなく、少し間隔を置いて2歳重賞か、放牧から1勝Cかっていうローテになった可能性が高くて、そうなると屈腱炎もどうなったんだろうね。
なんてね。
これが競走馬の運命というかね。

美和
本当にですよね。未勝利やけがをした馬だけではなく現在もある程度出世している馬たちにも言えますよね。
ロンコーネも、新馬戦で勝ち上がっていれば...2戦目3戦目あたりで勝ち上がっていれば...
結局昨年は1勝しかしていませんが2着続きでしたからね。あそこで勝ち上がっていればこのローテに乗れるのに。。。という分岐点はたくさんありましたよね。
強い馬、凄い馬っていうのはその勝つべきタイミングできっちり勝っていることなんでしょうね。

静寂さん
さーそして、3歳馬最後はケリーズノベル。
ケリーズノベルは新馬戦全くいいことがなく惨敗。2戦目の未勝利戦でダート戦を使った。
道中は最後方で、頭は高いしまともの競馬をしている感じではなかったけど、直線で一気に追い込んで8着。
ちょっと光が見えた感じがしていたけど、骨折が判明。現在は療養と去勢手術を受け、やっと調教軌道に戻ってきた感じになっているね。

美和
いい脚を言見せてくれたなと思った直後の骨折判明。痛かったですよね。

静寂さん
この馬の場合、頭が高く脚も高く、まともに前に向かって走ってなかったからね。去勢効果で、この先どこまで前に向いて走ってくれるかだろうね。
なにせ、メッセージソングと2頭は19産駒の最高値馬だ。ハーツクライ産駒でもあるのでせめて1勝はしてほしいのだけどね。

美和
これで未勝利馬4頭です。
成績が一番良くないケリーズノベルで最高着順が8着です。何となく、悪くない気もしますよね?

静寂さん
ここまでの成績だけを見たら、ケリーズノベルも含めて展開や相手関係に恵まれたら勝ち上がってもおかしくないだろうね。
全頭とまで言わなくても2頭は勝ち上がってほしいなと思うよね。
フィニッシュムーヴ、カルトゥーシュの2頭には最低限勝ち上がりは達成してほしいし、あわよくばケリーズノベルも次戦であっさりみたいなこともないかなぁと。
インパクトベースンはおそらく、、、屈腱炎の発症という事態になりそうだよね。
そうなると、未勝利戦があるうちにJRAで復帰はできないだろうからね。。。
ただ能力はあるのを示しているので現役続行するのなら、地方から再出発でも十分通用するんじゃないかな。

美和
少し視点を変えて投資的な観点から見て現三歳、19年度産駒はどうでしょうか?

静寂さん
うーん。まだまだ引退している馬もいないので可能性は大いに残されているということはあるんだが、まず、3頭勝ち上がっているよね。最低限半分以上の勝ち上がりを目指したいのであと1頭は勝ち上がってほしいかな。
そして、その中から1勝Cを勝ち上がってくれる馬が2頭は現れないと回収見込みが立たないよね。
まだ三歳のクラシックシーズンだからこの先どうなっていくか全くわからないが、エメヴィベールは出世してくれそうな気配があるよね。
メッセージソングは未勝利戦を勝った後はじっくりと再育成コースだ。コチラも期待したいよね。
イエヴァンポルッカは復帰してからあまりいい脚を見せてないんだけど、次戦は本命のダート戦に出してみるらしいので、ここで真価を発揮するかもしれないよね。
勝ち上がり馬3頭はそれなりに期待ができそうかなと思っている。
目論見通り2頭以上の出世が叶っていれば19産駒世代への投資は成功と言えるのじゃないだろうか。

美和
またこの話は次回の機会になると思いますがもう2カ月も過ぎれば2歳戦も始まります。20年度産駒についての展望はどうでしょうか?

静寂さん
まあ、出資するってことは勝てそうと思って出資しているので今の時点では全頭勝ち上がるだろうと思っているんだけどもねw
その上で、シルクの2頭、ミラクルキャッツとウルトラブラックに対する期待は大きいよね。
特にミラクルキャッツは複数口出資で勝負かけている馬だからね。勝ち上がりは当然だし、いかに早く勝ち上がって、クラシック戦線、来年の桜花賞に出走できているかどうかっていうのもね。
ライオンは、最後にレオソレイユの2020、ジークシュベルトに出資したね。出資した翌週に本州移動して、デビュー1番乗りの可能性が出てきた。
ローレルのカノンドールにも期待をしている。まあ結局全部期待しているから出資しているのでこれしか言えないやw
ケガをしてしまったオールズフェアが今のところ一番心配だよね。
他は順調なので今のところはいい感じと言っておこうw

美和
そうですよね。2歳馬は入厩してデビューに向けて調教時計が出てこないと何とも言えないところもありますからね。
またそういう時期になったらお聞かせ願います。

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