日曜日の静寂

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~2022年の振り返り目標達成できたのか?~月刊一口馬主2023年新春特大号 - 2

ポートフォリオ日記

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2022年の振り返り~勝鞍・獲得賞金から考える2022年度ポートフォリオ成績~

大事なことの一つは勝鞍数です。
投資と考えたときには最後には獲得賞金から考え、回収率が100%を超え、資金が膨らむことが成功へのゴールだと考えています。
競馬は1着以外にも賞金は出ますから、勝鞍だけで計り知れるものではありませんが、JRA競馬の場合、勝ち上がりという一つのハードル、勝つことで出世できるクラス設定がありますから、一口馬主ポートフォリオとして年間に何勝しているのかというのは一つの重要な指標になります。

勝鞍振り返り~勝利数は年間目標に到達したのか?~

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美和
まずは、勝鞍の確認です。
昨年年当初に設定した年間勝利数は7勝でした。
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静寂さん
7勝設定のうちの6勝については、22年前半のうちに達成していた。
前半のうちだからね。
純粋に後半に同じだけ活躍すれば7勝は余裕だろうし、、、と思って少しこの目標は低かったかな?なんて思ったんだよね。
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美和
そこで、後半に向け、目標を再設定しました。
22年の目標勝鞍を10勝と修正しました。
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静寂さん
これがね。。。w
世の中はうまいことできてるっつーか、そんな簡単に目標達成してしまうと、一口馬主ポートフォリオの投資成功が3年目にして達成され、一口馬主投資は簡単じゃん!
ってなるところなんだが、そんなにうまくいかないんだよねw
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美和
結局、2022年のJRA勝鞍は7勝となりました。地方は賞金がまったく違うため、ここで計算する勝鞍には組み入れません。
22年正月に設定した目標は達成しましたが、後半に向けて再設定した10勝には届きませんでしたね。
この足りなかった3勝はどう考えますか?
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静寂さん
そうだね。
まずは、前半の成績で、勝ちあがり目途が立ったと思っていた3歳未勝利馬(2019産駒)が全く勝てなかったことが1つだね。
フィニッシュムーヴ、インパクトベースン、カルトゥーシュ。3頭ともに勝ちあがれなかったことはやはり痛いよね。
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美和
インパクトベースンは重度の屈腱炎という診断を受けてしまって、その後はどうにもならなかった感じです。
カルトゥーシュは、夏以降順番が回ってきそうな走りをしていたんですが。。。どうにも勝ちきれないレースが続いてしまいましたよね。
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静寂さん
フィニッシュムーヴは、あわや新馬勝ちか?と思うようなデビュー戦2着。
こりゃあっさり勝ちあがって大活躍してくれるんじゃないかと期待していたんだけど、2戦目以降はあまりいいところがなく秋を迎え、未勝利のまま未勝利戦が終了し、再ファンド地方から再出発となった。
僕は再ファンドについては辞退したのでここでファンド終了となった。
こちらも新馬戦2着で目途が立ったと思っていたから、結局未勝利で終えたのは大きな誤算だったよね。
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美和
出走時にめどが立ったとは言えませんでしたが、同世代にはケリーズノベルもいて、骨折、去勢と、ほとんど走れないままに3歳の夏を終えました。
現在格上挑戦で1勝Cのレースで勝ちあがりを狙っています。
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静寂さん
かなり外厩で乗り込んで、力をつけているようだからね。
意外にあっさり勝ちあがるかもしれないよ。
ただ、去年は勝鞍に貢献できなかったのは事実だね。
今年1勝Cで2回勝って勝鞍に貢献してくれるとありがたいんだけどねw
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美和
22年1月の時点ではこの19産駒の3歳馬たちで勝ちあがっていたのはイエヴァンポルッカのみでした。
22年の通算勝鞍7勝のうち2勝は3歳馬未勝利戦勝ち上がりです。
その2頭はエメヴィベールとメッセージソングです。
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静寂さん
メッセージソングとエメヴィベール、両馬にも言えるのは、3歳12月でもまだまだ幼いといわれるほどなので、あのタイミングでよく勝ち上がってくれたもんだよ。
未勝利馬と勝ち上がり馬で大きく差が出てくるのが日本ダービー終了後くらいからだね。
まだ勝ちあがっていない未勝利馬は焦りが出てくるし、3アウトとかタイムオーバーで出走制限をかけられると終戦になる時期だ。
エメヴィベールもメッセージソングも、その時点では勝ちあがっていたので、その後はじっくり鍛えなおしができるという状態だったよね。メッセージソングに至っては皐月賞やダービーにあわよくば。。。という感じで芝のレースを走ったこともあった。
エメヴィベールは怪我をしてしまって療養中でこの先復帰してどうなるかは全く分からないけど、メッセージソングはかなりの期間外厩で育成しなおしていたからね。
この先楽しみだよね。
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美和
2歳で勝ちあがったイエヴァンポルッカは、足元の不安からまともに出走できたのは春のうちだけでした。そんな中でもダート戦で2着に入るなど、1勝Cくらいは勝ちあがれそうという目途が出たところだったのですが、、、
秋になってやっと少し良化してきて乗り込みを開始したところです。
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静寂さん
23年度はパンとしてほしいよね。
何とか3勝Cくらいまで出世してくれると回収なったってことになるのでありがたいんだけどね。
結局、12月終了時点では、3歳馬から1勝Cより上のクラスに出世できた馬がいなかった。
勝ち上がりとともに、出世できなかったのもかなり痛かったよね。
19年度産駒でいえばシルクは初年度というのもあるので、実質メインクラブがサラブレッドクラブライオン。
では、サラブレッドクラブライオンの19年度産駒は悪かったのかというとむしろ良かったくらいの成績だ。
要は自分の選択があまり良くなかったということだ。
アルナシームやギャラクシーナイト、牝馬に目を向ければウラカワノキセキあたりは出資しても何らおかしくなかったんだけどね。
こういうミスが、3歳馬の低調な成績になった要因でもあるね。
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美和
そして、当ポートフォリオのエースの一頭であるラヴォラーレ。
21年度は2勝して、2勝Cで掲示板に乗る程度の成績を残しながら、何とかオープンまで出世できそうな気配がありました。
22年度になり、1月に2勝Cで3着、2月に待望の3勝目を挙げました。
その後3勝Cへ出世した緒戦にもう少し前につけられたら...という2着で、3勝Cにもめどがついたように見えました。
その後は掲示板を外してしまうような走りですが、3勝Cで通用しないこともないだろうという走りをしてくれています。
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静寂さん
ラヴォラーレは何とか22年のうちにオープン入りしてほしかったところだよね。
何より5月伊勢Sの落馬が痛かった。勝ち負けというよりあれでなんかミソついちゃった感じがしてね。
実際それ以降成績は下降線だしね。
それでも、年内ラストの12/17中京D1800mで見ごたえのある4着と貢献。来年にはオープン入りを強く意識させる一戦を収めたね。
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美和
もう一頭のエースのロンコーネは22年度初頭は1勝Cで迎えました。
21年度までの戦績は、3着が1回で未勝利勝ちを含んであとはすべて連対というほぼパーフェクトな成績なのに1勝Cというのが。。。w
逆に言えばいつでも勝ちあがれるけど、コツコツ賞金を積み上げた格好にはなりました。
飛躍の年となる22年は22年緒戦の1月に早速勝ちあがり、2月の昇級初戦の2勝Cを連勝で飾りました。
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静寂さん
出資者としては勝ち上がりはすごくうれしいのは確かだ。
ただ、昇級して直後に連勝したことで、つい数か月前と比べて2クラスも出世したことになるからね。
3勝Cに入ってからは掲示板が精いっぱいというレースが続いてるよね。
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美和
ロンコーネについてはある時の会報で、評論家がロンコーネは3勝Cまでの出世は保証すると言ってたことがありましたね。
その通り、3勝Cまではあっさり出世できましたね。
問題はここから先ですよね。
2勝Cでもう少し勝ち負けを演じながら勝ちあがったほうが投資的観点からはよかったのかもしれませんね。
しかし、早々と出世してくれたことで喜びが爆発したっていうのもありますし、、、複雑ですよね。
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静寂さん
調教師からは22年の夏くらいに成長がピークに達しているかもしれないというコメントもあったからね。
これ以上の成長・出世はもしかしたら望めないかもしれないね。
ただ、展開が向けば勝ちあがることはできるかもしれない。
今年は一口馬主投資の全体回収率もシビアに見ていきたいと思っているからね。
ラヴォラーレ・ロンコーネの3勝Cにいる2頭が23年はいかに頑張って賞金を稼いでくれるかっていうのも重要だね。
ただただ勝ちあがってオープン入りするのも。。。悪くはないと思うんだけど、おそらく今の力関係でオープン入りしてもオープン競走で勝ち負けできるレベルにはないと思うんだ。
3勝Cで勝ち負けを何度か経験して力がついてから出世っていうのが理想なんだけどね。と言いながら、勝ったらうれしいので勝て!って応援しちゃうんだけどね。
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美和
あとは、7勝目を達成してくれた2歳(20年度産駒)馬ミラクルキャッツです。
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静寂さん
ミラクルキャッツが勝ってくれたことで、22年の正月に設定した7勝に到達した。
これがなかったら当初の目標すら達成できなかったってことになったからね。
おまけに初の大口5口(1/100)馬で、初の牝馬だ。
23年の飛躍には期待だよね。
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美和
勝鞍数については、当初7勝目標でした。
後半に入る手前ですでに6勝していたこともあり、再設定し10勝としました。
結果7勝と、最初の目標は達成しましたが再設定した10勝には至りませんでした。
総評をお願いいたします。
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静寂さん
10勝に至らなかった理由の一つは目途が立ったと思われた3歳未勝利馬が軒並みダメだったことがまず一点。
掲示板以内を経験していて、勝ちあがれそう、順番が回ってきそうと思っていた3歳未勝利馬が3頭いて、その中で勝ちあがれたのが0頭というのは非常に痛い。
おまけにフィニッシュムーヴはローレルなので再ファンドとなった場合の地方は出資者側の賞金にならないからね。再ファンドは辞退したし、インパクトベースンは地方どころか屈腱炎で引退してサラオク行になったからね。。。
カルトゥーシュについてはまだ現役で終わったわけじゃないけども、22年は勝ちあがれなかったと。
勝ちあがりのめどが立ったと思っていたんだからね。
3頭中2頭は勝ちあがってほしかったよね。めどはたっていないけどケリーズノベルもいたからね。
未勝利馬4頭もいればあと2勝くらいは。。。と思っていた。これで2勝分ロスしてると考えた。
それと、2歳馬のデビュー状況だよね。
22年中にデビューできたのがミラクルキャッツとジークシュベルト、ダオラダオラの3頭だ。
そして、デビュー前にカノンドールが引退してしまった。23年正月の時点で20年度産駒は総勢5頭。
そしてそのうち怪我をして育成が遅れているウルトラブラックとオールズフェアの2頭がいる。
そんな状態なので、2歳馬の勝ち上がりも1頭と少なかったよね。ジークシュベルトの2戦目は緒戦の3着を帳消しにするレベルの惨敗だったしね。。12月の出走で6着で先につながりそうな走りをしてくれたけども。。
そんな中で、本来はもう1頭勝ち上がっていれば...というか、その予定だったからね。これで1勝はロスしてるかなと思う。
だから、足りない3勝はそういうことかな。
ほかにも、3歳勝ちあがり組が2勝目を挙げられる状況だった馬がいなかったとかもあるね。
イエヴァンポルッカの足元はフワついているし、エメヴィベールはふと目を解消できないまま怪我をしてしまった。メッセージソングはかなり期待していたけどまだまだ心身ともに幼いらしく勝ちあがったのが今になってみればびっくりっていうレベルかな。エメヴィベールもだけどw
だから、3歳勢から2勝C以上の馬が現れていないわけだ。昨年はラヴォラーレが連勝して2勝Cにいたし、ロンコーネもいつ2勝Cになってもおかしくない走りをしていたからね。
3歳勢の成績が悪いのも要因だろうね。

地方競馬で大活躍!22年度だけで10勝を挙げました。

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美和
22年度は地方所属として走った競走馬が2頭いました。
フォルティウスとオンヴァガニエです。
実はこの2頭で本年は地方だけでなんと、10勝を挙げました。
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静寂さん
そのうち8勝はフォルティウスだね。
そして、その8勝のうち6勝は名古屋競馬所属で名古屋と笠松競馬場で上げた6勝だね。
賞金で見たら小さい、本当に小さいものだけども、【やった!勝った!】という喜びは地方だけで10回も味わえたってことになるね。
また、ローレルクラブは地方在籍時は牧場などの馬主名義になるので賞金は還付されない(預託料も負担しなくてよい)ので、賞金は意味をなさないが、ライオンやシルクの場合は地方に行った時もファンドは継続している。
ようは、この10勝分も賞金として加算されている。
小さいとはいえ、10勝分と入着分が賞金として加算されたのは結構大きいね。
フォルティウスに至っては出世していけそうな勢いだし、18年度産駒のラヴォラーレ、ロンコーネに、フォルティウス。この3頭が稼ぎ頭になっている状態になりそうだね。
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美和
フォルティウスは22年12月時点でC1級に所属しています。
オンヴァガニエはどうにも勝ちきれないためファンド解散となりました。。
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静寂さん
オンヴァガニエがいなくなったのは少し寂しいよね。
地方馬はコンスタントに出走するから、何頭かいてくれてもいいかなと思った。
YGGやキャロットで最初から地方所属で募集されているクラブもあるよね。
ライオンやシルクでもやってくれればいいんだけどねw
また、地方2勝~3勝してJRA復帰も悪くないと思うんだけど、地方の2勝分、とくにC級クラスで2勝できる程度っていうのは、JRAの未勝利戦で掲示板程度の力があれば容易に達成できるくらい力に差があるのよ。
だから2勝して戻って1勝Cに在籍したとしても1勝Cを勝ちあがっていけるかどうかは別なんだよね。
それなら、地方所属のまま、A級目指して頑張るとか、地方の中でも際立って賞金が高い南関東でB級以上程度を目指すとかのほうが、収益的な観点からは良いかもしれないよね。
フォルティウスは南関東所属のC1級だけど、現状の獲得賞金なら23年度はC2に落ちるかもしれないね。
能力的には落ちたら連勝で戻ってくるのはほぼ確実だし、C1のままでも後の賞金を考えるとC1で5勝くらいしないとB級に行けないくらいまだ昇級条件の賞金に差があるので、23年度は勝ってくれそうだね。
地方とはいえ南関東は出世していけば1戦1戦でもそこそこいい賞金をもらえるし、今のフォルティウスならB級くらいの力はありそうだからね。
そうやっているうちに馬代金の回収率が200%~300%はあっという間に行きそうだよね。
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美和
現在未勝利のケリーズノベルやカルトゥーシュはどうでしょうか?将来地方行きって可能性はありますかね?
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静寂さん
クラブがどう判断するかだよね。
ケリーズノベルはおそらく地方に行けば下級クラスなら3勝くらいはあっという間にしそうだよね。
そうなるとJRAに1勝C復帰できる。ただ、JRAに復帰して勝ち負けできるかどうかは...
だからと言って地方所属のままというのはちょっと考えにくいかな。。。
フォルティウスは1000万にもならない募集価格だったから、地方でも回収の可能性が十分だけど、ケリーズノベルは4500万円の募集価格だったからね。
回収を考えるとJRA所属で2~3勝Cまでの出世がないとなかなか厳しいよね。
南関東所属になった場合、やっぱA級くらいまで出世しないと回収できないと思うんだ。
それだけの力があればJRAで2~3勝Cってことになるからね。今格上挑戦しているのでここで勝ち負けできないようならやっぱ見切りつけられるんじゃないかって気がするよね。
去勢もしてしまっているし1円でも回収したいという意向なら、地方のまま続行って可能性もありそうだけどね。
カルトゥーシュはダートが全くダメそうだからね。。。
JRAの芝長距離戦線でなんとか勝ちあがらないと。。。それも春前までには去就も決まるだろうね。
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美和
ライオン勢なら地方のままという可能性はあり得ませんかね?
といっても、エメヴィベールは腱靭帯炎ということでダートがダメな怪我をしてしまいました。
イエヴァンポルッカはダートに素質はありそうですし、来年の競走成績次第では移籍はあるかもしれないんじゃないでしょうか?
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静寂さん
そうだね。イエヴァンポルッカはありそうだけども、移籍するってことは成績が振るわないか、地方に所属したほうが地方馬限定の重賞に出れるかもしれないっていうメリットがある場合だからね。
フォルティウスは気性的な問題でトレセンから必ず遠征になるJRAに移動しなかったまでの話なんだよね。なかなかこういうケースってないのかもしれないね。
けど、一口馬主ポートフォリオとして、地方移籍してコンスタントに出走できる馬が何頭かラインナップにいても悪くないかなって思うよ。
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