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東京サラブレッドクラブを考える

一口馬主研究会

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一口馬主ポートフォリオを考えたとき、良血でいながらにして安価な募集価格を設定する東京サラブレッドクラブ。
こちらを考慮しないわけにはいきません。そこで、今回いろいろ調査してみました。

東京サラブレッドクラブ~東サラ~は一口馬主ポートフォリオに向いているのか

重賞勝ちから考える

まず、東サラはバイヤー系クラブと言われ、特定の牧場などとつながらず、庭先取引やセリで募集馬を調達しています。
2020年現在は、主に社台系の牧場の馬を調達しています。
ディープインパクトやキングカメハメハなどトップサイアーの募集馬がかなり多く、そして【かなり安価】な価格設定をしてきます。
そのため、人気も高く即満口ということもよくあります。

そんな超良血の馬が多いにもかかわらず、重賞となるとあまりぱっとしません。

東サラで一番稼いだレッドファルクスは、スプリンターズSを2連覇しました。
しかしながらパッと見ても、レッドディザイアが秋華賞を勝ったくらいでしょうか。G1馬はあまり見当たりません。
ただし、G2など、G1以外の重賞勝ち馬はそこそこいます。
ユーワから東サラに名称変更して以降で見るとそこそこいい成績を残してはいます。
シルクやキャロットと比べたらそれは成績は悪く見えますが社台系以外のクラブではそれでもぴかイチの成績と言えるのかもしれません。

回収率から考える

パッと見てみると、毎年の募集馬の1/3~1/2は、回収率が100%を超える。
これはなかなかの成績だ。
それもこれも、募集価格が比較的安価に設定されているからではないかと思う。
私が行う血統診断も、募集価格を基準にその募集価格以上を回収できるかどうかで評価しているが東サラの募集馬の場合ほかのクラブより1~3割程度安く出している感じがする。
なので、結果的に回収率が良くなるのだろう。
競走成績自体はほかのクラブとそこまで違いがあるわけではないが獲得賞金と募集価格の関係性でこうなるのだろう。

総合して良いクラブか悪いクラブか

大きなところを勝つ、G1馬。。。というお話だと、ちょっと厳しいかもしれない。
ディープインパクト産駒を毎年、シルク以上に募集しているにもかかわらずG1馬は全然いないわけだ。
そういう意味での見る目、相馬眼はないかもしれない。
ただし、ここからポンポン出てこないとも限らない。今も良血馬をたくさんラインナップに入れているのだ。そのうち何頭かが重賞~G1を勝っても何らおかしくないほどいい馬が多いのだ。
回収率という観点からは、募集価格の設定が上手いのだろう。会員に損させないという姿勢は好感が持てる。
なので、一口馬主ポートフォリオの中で東サラを組み入れるのはありだろう。

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