日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

リーディングサイアー~ノーザンテーストからディープインパクトまで~ - 5

一口馬主研究会

サイト内検索

仔が親を追い越す瞬間
アグネスタキオン

2002年に死去しているサンデーサイレンス。
2006年あたりから、産駒の引退も相次ぎそして新馬が送り出されない訳なのでこのあたりから別の種牡馬がリーディング上位を狙い始める様相になってくる。
ナリタブライアン・マヤノトップガンの父でサンデーサイレンス最大のライバルと目されたブライアンズタイムもよく似た世代だが、実はトニービンの後塵を拝していたりしていまいちトップに立てるような勢いもない。サンデー死去1年後の2003年にはブライアンズタイムはリーディング2位となっているが、新鋭種牡馬でサンデーサイレンスの仔であるダンスインザダークが3位、勝ち鞍は30勝以上の差があるが獲得賞金にすると1億ほどしか差がない状態だった。
そして、いよいよその時がやってきた。
2008年。サンデーサイレンス産駒は出走回数が135回と、前年の6割程度まで落ち込む。
その2007年自体もサンデーサイレンス産駒のピーク時の出走回数が499回(2004年)なので、1/4くらいまで落ち込んだことになる。
これにより一気にリーディング7位となる。
この数年、リーディング2位にはフジキセキが入っており、ポストサンデーサイレンスはサンデーサイレンスの初年度産駒であるフジキセキなのかと思われたが、そのこの数年の間、2歳リーディング1位を取り続けていたのは実はアグネスタキオンだったのだ。
2008年には総合リーディング1位となった。
フジキセキもアグネスタキオンも無敗のまま引退しているが、アグネスタキオンは皐月賞を勝っている。
クラシック勝ちの実績があるアグネスタキオンのほうが良質な繁殖牝馬が集まっていたのかもしれない。
この2008年のリーディングサイアー上位は

上位3位はすべてサンデーサイレンス直仔という状態だ。
もはやこの時点でサンデーサイレンスは根幹種牡馬といえる活躍をしており、その仔がまたリーディングを取るのももはや当たり前であったであろう。

アグネスタキオンはまずはダイワスカーレットだろう。
牝馬にして有馬記念で1番人気で1着というこの1戦だけでもとんでもない実績といえよう。
牡馬ではディープスカイ。
皐月賞へ向かわず、NHKマイルCからの日本ダービー。
キングカメハメハが成し遂げた路線といわれていて、三冠にこだわるのではなく、ダービーを勝つための一つのローテーションとして確立させた馬といえよう。そんな名馬を生み出した。

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks

フォロー・チャンネル登録よろしくお願いします

最近の投稿