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競走馬の完成形【サイレンススズカ】~1998.05.30 金鯱賞~

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競走馬の完成形【サイレンススズカ】~1998.05.30 金鯱賞~

もしも競馬に完全なレースというものが存在するのなら、私は98年の金鯱賞・サイレンススズカを推したい。
終始先頭を走り、最後は2着に大差をつけて勝ったレースだ。

美和
オーナーはサイレンススズカが本当に好きですよね。

静寂さん
サイレンススズカは確かに一番好きな馬の一頭だけど、僕は逃げ馬が好きなんだよね。
ツインターボや4歳(現在表記で3歳)有馬記念のマヤノトップガンなども大好きだ。マヤノトップガンに至っては勝ちきれず悩んで、後方に控える戦法に出たのも大好きだね。
逃げ馬って最初から先頭走るじゃんね。その馬が1着でゴールするってことはほとんどの場合一度も先頭を譲らずゴールしてるはずなんだよね。
そういう馬が好きっていうかね。

美和
たしかに、サイレンススズカにはそういう逃げ馬としての気品というか、そういうのもありましたよね。

静寂さん
完成形のレースが金鯱賞だと思うんだけど、僕が一番サイレンススズカに熱狂したのはたぶん、プリンシパルステークスから日本ダービーだねw

美和
えっ!まだ日の目を見ていないタイミングですよね?

静寂さん
そうなんだよw
弥生賞でちょっとひと暴れしてしまってゲート試験再試験になったんじゃなかったかな。
そして、なんとか試験通過して、500万下に出て勝利。そのまま立て続けにプリンシパルステークスに出て勝って、なんとかダービーの権利を取ったんだよね。
そのプリンシパルSで、もし勝ってダービーに出てくるならもう絶対ダービーはサイレンススズカしかないと。実際ダービーはその1ヵ月馬券を買わず我慢して使わなかったお小遣いを全額単勝に突っ込んだんだよなw
気持ちよく逃亡できれば逃げ切るではなく、相手の追随を許さない圧勝劇になると考えてた。

美和
でもたしか、プリンシパルSは逃げなかったんじゃなかったでしたっけ?2番手か3番手追走から抜け出して勝利だった気がします。
なので、ダービーでの展開予想は大方の予想は、サニーブライアンが逃げて、その後ろに張り付くような競馬っていう展開予想が大方だった気がします。

静寂さん
そうだね。まずプリンシパルSは、サニーブライアンを意識して控えた競馬を一度試してみたんだと思ってる。
そしてダービー、実際のレースは美和ちゃんの言うような展開になったんだよね。サニーブライアンが逃げて、サイレンススズカが2~3番手で控えると言ったような。スタート直後は騎手が押さえ込んでるシーンも見えるよね。
僕はダービーについてはここで、サニーブライアンに負けじとハナを主張していたら結果はわからなかったと思ってるんだけどね。

美和
競馬にはタラ・ればはないですからね。わからないですが、当時熱を入れていたんですね。

静寂さん
サイレンススズカについてはこのころが一番推してた時期だな。
その後の方が成績は良いんだけど、ダービーで燃え尽きちゃった感じがあるw
で、古馬になってからの金鯱賞だ。

美和
金鯱賞に至るまでに、バレンタインS、中山記念、小倉記念と、重賞2勝含む3連勝で来ていました。

静寂さん
そうだね。まずは中山記念だよ。
このレースで、武豊騎手はサイレンススズカの特性を完全に理解したように見えた。
控えても逃げても、大逃げしても、この馬はペースが変わらない。
だから、最初から飛ばしていけば飛ばしたままゴールする。そんなバケモノだって認識したころじゃないかなと思うんだ。

美和
そして金鯱賞です。終始逃げ通して最後の直線は2着馬以降を引き離してゴール。
G2の中距離戦で大差で勝ちあがる馬なんてめったに見られないんじゃないでしょうか。

静寂さん
そうだね。この馬の強さにおくちあんぐり。こりゃ宝塚記念はどうやっても揺るがんだろうなと思った瞬間だったよ。
先のことを考えても、秋は天皇賞、JC、有馬と3勝して来年は海外かな?なんて妄想も膨らんだよね。

美和
宝塚記念の武豊騎手は、どうしてもお手馬のエアグルーヴに騎乗しなければいけなく、南井騎手に手綱を渡したんですよね。
この時は武騎手も宝塚の1勝くらいはほかの旗手に渡してもいいかと考えていたんじゃないですかね。まさか、この後秋の天皇賞であんなことが起きるなんて、想いもしてないですよね。

静寂さん
そうだよね。テレビで見ている競馬ファンだって誰しもがそう思ってたよ。
この馬どこまで強いんだろう。凱旋門賞やブリーダーズカップに言っても衝撃的な逃走劇を演じてくれんじゃないかっていう期待も高まってたからね。

美和
ほんとタラレバがない世界ですから、こんなこと言っててもらちの垢ない話ですが、怪我無く順調に現役生活を引退して種牡馬となっていたらどうなっていたでしょうかね?

静寂さん
父サンデーサイレンス母父はミスワキでミスタープロスペクター系だ。今大流行の配合だね。
もし種牡馬になっていたら、ノーザンダンサー系の肌は、つけ放題だっただろうからね。そりゃすごい馬を多数輩出してたかもしれないね。
当然サイレンススズカの仔がまた種牡馬になってきて、そうなると、母父キングカメハメハになるような肌ならミスタープロスペクターのインブリードがいい具合に掛かるサンデー系種牡馬ってなってたかもしれないね。
母父のサイレンススズカも面白かっただろうね。
母父サイレンススズカ、父ロードカナロアとかね。
タラレバがない世界だからね。どこかの世界線でこんな競走馬が走っていたらその世界に行って見たいよね。

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