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80年代後半~90年代前半のF1

80年代後半から90年代前半のF!というのはHONDAを語らずして語れない時代だろう。
アイルトン・セナを引っ提げて、ロータスから、ウィリアムズ、そしてマクラーレンと供給。
HONDAのターボエンジンはほかのエンジンの追随を許さず、いよいよターボ禁止となるのである。

HONDA史上最高の成績を収めたのがマクラーレンMP4/4であろう。
16戦15勝、要はシーズンで勝てなかったのは1戦のみというのはバケモノじみている。
ドライバーラインナップがセナとプロストだから、そりゃ当然であろうともいえるのだが。。。
あまりに強かったため、セナ・プロ対決は熾烈を極め、最後にはぶつけて終わるというありさまにまで発展した。
セナが早くに亡くなってしまったため、引退後、プロストとどんな会話を交わしてくれたのか、今になってはわからないままとなった。

このころは、F1参戦チームもたくさんあり、予備予選なんていうものまであった。
決勝は大体25台程度でのスタートとなるので、予備予選で25台に絞り、それから本予選。
金曜日の朝が予備予選だった。
当時は上位何チームか、昨年のコンストラクターズ順位で上位数チームは予備予選免除になるので、まずは中間クラスのチームは来年の予備予選免除のため、何ポイントか稼ぎたいというのがまずは一つだった。
鈴木亜久里は現役最初の頃は中嶋悟がいたこともあり、HONDAの支援をあまり受けることができていないため、小さなチームの所属になることが多く、予備予選組で、予備予選を落ちたとか、通って決勝に来たとかよく週末に騒いでいた。
中嶋はHONDAの支援があって、そこそこ、中堅クラス程度のチームには在籍していたので、決勝にはくるが、成績は...というケースが多かった。

本当にいろんなチームやエンジン、ドライバーがいたもんだ。
トップクラスに目を向けても、名門といわれる、フェラーリは、時のトップドライバーを当然招へいするし、コンストラクターズチャンピオンのマクラーレンは当時はセナとプロストというチャンピオン2人を抱えていた。
ウィリアムズは、プロスト以前の王者である、ネルソン・ピケを擁し、相棒にナイジェルマンセルを据えていたが、この2人も仲が良くなく、早々にピケがベネトンへと移籍した。
その後マンセルもフェラーリに移籍し、新規参戦したルノーエンジンを擁するウィリアムズは一時的に優勝戦線からは離脱することになる。
同じく名門であったロータスはこのころを境に衰退していく。
セナと中嶋がいたときは、HONDA子飼いのセナと、日本人中嶋の組み合わせのためHONDAがエンジンを供給。
その後セナがマクラーレンに移籍した時は、まだ中嶋がロータスにいたのでHONDAエンジンだったが、ホンダがエンジン供給をマクラーレン1チームに絞ったことで、中島はティレルへ。
強力なエンジンを失い、フォードコスワースを搭載してからは衰退していく一方となった。

チームもたくさんあり、20チームが参戦している。
このころにはまだあったのが、まずはブラバムチームだ。ほかにも、リジェ、ミナルディなど、昔からあるチームはまだ存在していた。コローニは前半はスバルエンジンで全て予備予選落ち。後半はフォードエンジンで全て予備予選落ちしている。
また、ダラーラやオゼッラ、オニクスなど、見た目がリジェやフェラーリのような真っ赤、真っ青というチームが結構あった。

このころは、日本もまだバブル崩壊直前のため、余裕がある時代で、F1へのスポンサードする日本企業も多くあった。
そして、F1を取り上げる少年誌も多く、週刊少年ジャンプはトップチームのマクラーレンにスポンサードしたこともあった。
少年の心は大きく揺れ動き、VHSビデオを買って夜中のF1を録画し、本屋でF1速報なんかの雑誌を買いラジコンのボディを好きなチームのカラーにするのが流行った時代だろう。

今の時代はたくさんのジャンルのスポーツを手軽に見ることができる時代だ。
日本でも、プロ野球にJリーグ、海外のサッカーだって容易に見れる時代。
他にも冬のスキー関係の大会や夏のヨットなどの大会なども見れる時代だ。
選択肢がたくさんある中でのF1の存在は昔ほど濃くはないかもしれない。
しかし、時代は変わっても、自動車で最速を目指す男たちのロマンは尽きることはないだろう。
この90年代にトップを走っていたドライバーたちの孫世代が今のF1を引っ張る存在になってきている。
次のチャンピオンはあのドライバーの孫かもしれない。

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